オーストラリアとアメリカの共同研究チームが開発した「認知症ワクチン」が話題になっています。
カリフォルニア大学分子医学研究所と、フリンダース大学(南オーストラリア)の研究チームが共同開発したワクチンで大きな特徴は認知症を予防できるかもしれないということです。
ワクチンの中身は脳内のアミロイドベータなどにより引き起こされるタンパク質の蓄積を分解させる働きがあるそうです。
臨床実験の段階ですが3~5年以内に医療現場で実際に用いられる可能性があるそうです。認知症予防の効果だけではなく初期症状が改善される可能性もあるとのことです。
アメリカ政府は、このPetrovsky教授の研究を含めた認知症治療薬の開発に、2016年だけで10億ドル(約1,000億円)以上を投資している
「ABC News」
国内でも認知症の薬は開発されていますが認知症ワクチンというのは初めて聞きました。これが開発されたらノーベル賞レベルですよね。
現在 認知症の予防薬というものはありません。実は認知症の薬すらこれといった特効薬はありません。認知症研究の先進国と言われるアメリカの研究機関でも決め手になる薬は開発されていません。だからこそ今、自分でできる認知症予防が大事なのです。日々頑張って朗報を待ちましょう。
そう遠くない将来はインフルエンザの予防ワクチンを接種するように「認知症ワクチン」を接種する日が来るかもしれません。