まだそんな年じゃないのに物忘れやうっかりが激しくなってひょっとして「認知症?」と心配になる人が増えています。
実際に物忘れ外来などを受診する30~40代もいる。年間約400例の脳ドックをする立川病院(東京都立川市)の脳神経外科医長の福永篤志さんは言う。
「当院のドック受診者の多くは50代以上ですが、それ以下の年代も思いのほか多く、4分の1程度います」
不安になるのはわかります。病院に行くのはもっと不安。でもその不安を抱えたままだと思わぬ落とし穴があります。
それは仮性うつから本当の「うつ病」になる可能性があります。ちょっとだけ勇気をだして「物忘れ外来」を訪ねてみましょう。若年性認知症の可能性は思っているほど高くありません。
実は私もMRIで検査を受け、異常が認められなくホッとした経験があります。
私が検査を受けたのは母親の「せん妄」という病気と認知症を見ていたからです。とてもじゃないけど一般の人が見て判断できるものじゃありません。
私が受信した時はまだ「物忘れ外来」がそれほど普及していなく、内科に行きました。そして先生のすすめでMRI検査の後、心療内科など適切な治療法を決めましょうと言われました。
今は多くの病院で「物忘れ外来」があります。
不安な方はまず受診されることをおすすめします。