ホスファチジルセリンは脳の情報を伝える働きに大きな影響を与えているリン脂質の一種です。
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リン脂質とは構造中にリン酸エステル部位をもつ脂質の総称で血液中に存在します。特に脳の神経細胞膜を構成するリン脂質はホスファチジルセリンが一割を占めると言われています。
目次
ホスファチジルセリンの効果
アルツハイマー病の予防、脳機能の改善効果が期待できます。年齢とともに神経細胞が衰えたり、ひいては物忘れや集中力がなくなるものですがホスファチジルセリンが脳の血流を良くし、記憶力などの低下を抑えてくれます。認知症の特徴である脳神経細胞の劣化や現象と大きく関わります。
ホスファチジルセリンの摂取量
ホスファチジルセリンは一日に100mg~200mgが認知症予防に必要な量と言われています。記憶力や集中力の改善目的であればさらに+100mg程度が必要と言われています。
ホスファチジルセリンが含まれる食べ物
- 大豆
- 納豆
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 卵
大豆製品、、豆腐や納豆、そして「良質なタンパク質」と覚えておけば大丈夫です。
ホスファチジルセリンは常に消費され減少しています。つまり補給してやらないと体内で作られるホスファチジルセリンを補えないということですね。食べ物には微量しか含まれていないのでサプリなどで補うのが一般的です。
ホスファチジルセリンはadhdの回復に有効か?
ADHDの人に対してホスファチジルセリンの投与がADHDの症状を軽減させたという効果が報告されています。
http://www.lipamin-ps.com/upd/file/pskouka1.pdf
adhdとは注意力が足りず、じっとできない症候群を言います。別名 注意欠陥多動性障害ともいいます。
adhdの特徴である考えないで行動したり、順番が待てなかったりすることで特に最初、子供のうちは落ち着きのない子供とみられます。
病院では、発達障害でADHDの症状がある病気と診断されることがあります。
そのまま大人になっても仕事はもちろん対外関係がうまくいかず適切な治療を行わないとトラブルが多くなります。
ADHDは心療内科、精神科で受診できます。病院によっては発達障害外来という専門の科もあります。
ホスファチジルセリンの副作用
特に見当たりません。もっとも摂り過ぎには注意しましょう。
ホスファチジルセリンの研究結果・情報
高齢者の記憶障害者149名に対し100mgのホスファチジルセリンを12週間投与したところ有意な改善が見られたと海外の研究発表があります。
Effects of phosphatidylserine in age-associated memory impairment. – PubMed – NCBI
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