ローズマリーはハーブの中でも比較的なじみがあります。しかも健康にも良い効果があるということで人気です。そのローズマリー由来の成分「カルノシン酸」にアルツハイマー病の抑制効果があるという研究発表が話題になっています。
ローズマリーの「カルノシン酸(テルペノイド・カルノシン酸」がアルツハイマー病を抑制
東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の佐藤拓己教授らの研究チームは、ハーブ・ローズマリー由来の「テルペノイド・カルノシン酸」(以下カルノシン酸)が、アルツハイマー病を抑制することを発見した。本研究成果は、科学誌「Cell Death and Disease」2016年11月24日号に掲載された。
大学プレスセンター – ローズマリー由来の物質がアルツハイマー病を抑制 — 東京工科大学応用生物学部
マウス実験ではアルツハイマーのマウスにカルノシン酸を与えたところ脳の神経細胞にβアミロイドタンパク質が沈着するのを防いだそうです。
ローズマリーの効果
元々ヨーロッパではローズマリーの葉を食用や薬用に利用されてきました。特に血管を強くし、血行を促進する効果があり、しかも抗酸化作用があることから「若返りのハーブ」と呼ばれてきました。それ以外にも抗菌作用があることから天然防腐剤など様々な商品が作られています。
ローズマリーの副作用
最近は天然防腐剤などに利用されますがその場合は相当に高濃縮されるので肌への悪影響が懸念されます。敏感肌の方は注意が必要です。また、ハーブティーで利用する場合特に副作用はないとされていますが、降圧剤を利用している高血圧の方は注意が必要です。