認知症予防に筋力をつけることはもちろん大事ですが、もっと大事なのはよく体を動かすことです。
東京都健康長寿医療センター研究所の谷口優研究員らのグループの研究によれば
2008年から12年まで、群馬県の65歳以上の649人を追跡調査。身体機能(歩行速度と握力で評価)と骨格筋量が、将来の認知機能の低下とどう関連するか調べた。
その結果、身体機能も骨格筋量も正常な人に比べて、両方が低下している人は、認知機能の低下リスクが約1・6倍高く、身体機能だけが低下している人も2・1倍高かった。一方、骨格筋量が少なくても身体機能が正常な人は、低下リスクにほとんど差がなかった。
体を動かすのは脳の指令なので思うように動かせないと認知症リスクが高まるそうです。
何事もバランスだとは思いますが、力よりスムースに体が動くほうが大事だということなんでしょうね。運動って考えると改めて何かしなきゃとか、トレーニングしなくちゃと考えがちですが家でマメであれば何も特別なことをしなくても十分効果はあると思います。
台所に立ち、風呂洗いをし、ゴミ捨てに行き、散歩を欠かさない。はい やってます(笑)
これに加えて頭の体操ができればもっと良いんでしょうけどね。あ、料理をすればいいですね。
施設などで取り入れられているコグニサイズはやはり有効でしょうね。高齢者が体を動かさないのは体を動かす必要がなくなるのが大きな理由だと思います。高齢の親と同居している場合は何もさせないより家事を分担してもらうことが親孝行です。