認知症の予防に運動が良いことはすでに知られています。いわゆる有酸素運動ですね。ただ、運動だけでは効果も限られていて運動にさらに脳に負荷を与えると(考える)予防効果が著しく向上することもわかっています。
たとえば階段を上がり降りしながら一人しりとりをするとかが知られている方法です。
197-365 (Year 7) Silly walk / ? Georgie R
肝心の「コグニサイズ」と言う言葉ですが愛知県の国立長寿研究センター(生活機能賦活研究部部長の島田氏)の話しによれば認知「コグニション(cognition)」と運動の「エクササイズ(exercise)」を掛けあわせた造語だそうです。
※エクササイズにはそれぞれ運動機能のテーマがあり、コグニウォーキング、コグニダンス、コグニステップなどがあります。
アルツハイマー病の発症前の軽度認知障害(MCI)であれば正常状態への回復すら可能だそうです。やはり早い段階で有酸素運動プラス脳運動?がとても大事だということがわかります。
認知機能が低下し始めると同時に2つする作業(デュアルタスク)が特に苦手になることがわかっています。だから料理や家事が認知症予防に良いのですね。
運動も頭の体操も別々にやるのは意志があれば出来ますが、運動をしながら計算をしたり考えるのは本当に大変ですね。実際にやってみるとこれは訓練だなというのがよくわかります。
でも散歩しながら頭の体操をやるのは危険ですよ(笑)
コグニサイズの本
コグニサイズを自分なりに工夫して行うのももちろんOKですが、DVDを見ながらや、足踏みラダーなどツールを使ってより楽しく運動するのもおすすめです。
- 新開発!国立長寿研の4色あしぶみラダー: 認知症予防のための脳活性化運動コグニサイズ入門
- 体を動かしながら、脳を鍛える! 認知症予防の簡単エクササイズ (生活実用シリーズ)
両方共監修は島田裕之氏です
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