ボケ防止のためにもじっとさせるのではなく、できるだけ自分でやる事が大事と言われますが、では具体的にどうする、、となるとなかなか難しい問題でもあります。
そのヒントがここにあるような気がします。こことは「夢のみずうみ村」というデイサービスの介護施設です。新聞などでも取り上げられているのでご存じの方も多いと思いますが、とてもユニークな施設です。
お昼はバイキングで車椅子の方も歩ける方も介護なしで自分で選び、運んで食べます。なぜ手伝わないのか最初は不思議に思ったのですが、苦労しても自分で選んで食べるということは大事なリハビリになっています。結果を見れば一目瞭然で利用者全体のなんと80%に要介護の改善、維持がみられ、専門家からも高く評価されています。
利用者をほっぽるのと見守るのは大きな違いがあります。利用者が自分で選んで食べた物はバーコードで瞬時に栄養士さんに伝わり、管理、記録されます。つまり肝心な部分はコントロールされているわけです。
さらに驚かされたのはバリアフリーではなくバリアだらけの介護施設です(現在は改装されているかもしれません)
バリアアリーとかタンス街道(笑)と呼ばれているそうです。車椅子はできるだけ使わず自分で苦労して移動しなくてはいけません。そんな施設に誰がいくのか(笑)
ところがみんな行きたくて仕方が無いようです。ユニークさの真打は施設内で通用する通貨でしょう。
ユーメという通貨が施設内では使え、カジノがあるのです。コーヒーを飲むのにユーメが必要、遊ぶのにも必要、だから施設内で稼がなくてはなりません(笑)
タオルたたみをしてユーメを稼ぐ人、ルーレットで稼ぐ人、また、ギャンブルやゲームのやり方を教えて稼ぐ人など様々です。
もちろん普通の趣味の定番、絵画や陶芸もあります。
一口で言うと大人の施設です。
最初見たときはびっくりしましたが、最後は私も行きたいと思うようになりました。
このサイトの管理人である私も、老いた両親の介護の問題、母親の老人性うつ症(一家で奈落の底に落とされましたが現在は回復)で一気に自分の問題となりました。自分自身の遠くない将来を考えると人事ではありません。
横道にそれました。すみません。
「夢のみずうみ村」はなんとフランチャイズ展開をしており私の住んでいる関東にもできたようです。将来はぜひお世話になりたいです(笑)
将来なんとか子供に負担をかけないようにしたい、軽くしたいと切に思います。
山口県山口市・防府市 デイサービスセンター | 夢のみずうみ村