若年性認知症とは

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認知症は高齢者がかかるとは限りません。年齢が若くても発症する場合があります。64才以下で発症する場合は「若年性認知症」と呼ばれます。

以前は今ほど認知症に対する研究や理解が乏しく、実は若年性認知症の実態ははっきりと把握されていません。はっきりした統計のある2006年から2008年までの厚生労働省の統計によれば日本全国で約37800人の若年性認知症(18才~64才)の患者数が確認されています。人口1万人に4.8人となるわけですが多いとも少ないとも言い切れない微妙な数字ですね。

若年性認知症の原因

男女の比率についても差があまりなくはっきりしていません。また、認知症のようにアルツハイマー型が多いとも言い切れません。頭部外傷や感染症、脳腫瘍など原因が多様です。

潜在的には患者数はもっと多いのではと言われています。年齢が若いとどうしても認知症と結びつかず、日常の生活に多少の支障があっても専門医の診断を受ける機会自体が少ないということもあるようです。本人や家族が我慢するため原因がわからないことも多々あるようです。

若年性認知症の症状

自分で気づくことも多いのですが、まず記憶が変調をきたし、例えば電気の消し忘れ、トイレの水の流し忘れなどがあっても全く思い出せない。そして家族の名前が急に出てこなくなったり、他人の言葉が論理的に理解できなくなる。つまり自分がなにを言われているのかわからない状態がでてきたりといった症状があります。そこで家族にもすすめられ病院へ行くというケースが多いのですが、何科に行くのかが大きなポイントに成ります。

どこで診察を受ける?

変だという自覚があったら精神科、神経内科、老年科の認知症科がある病院を探しましょう。病院の規模より認知症の専門医がいるかどうかが大事なポイントです。症状によっては「うつ病」と混同しやすいので自己判断は絶対に避けるべきです。年齢が若いので早めに適切な処置を受ければ回復の可能性も大きくなります。

※精神科や神経内科の受診に抵抗がある場合は物忘れ外来を訪ねてみましょう。「地域名プラス物忘れ外来」で検索すれば見つかります。

※若いため仕事をしているケースも多いと思います。責任感があるほど無理をしがちです。しかし一時の無理が結局は会社や周りにより多くの負担をかけることもあります。大事なことは一人で悩まないことです。今後の仕事、生活面で専門家に様々なサポートを受けたほうが結局は「安心感」という精神的に一番大事なものが得られます。専門医に認知症と診断がくだされたら遠慮無く仕事や生活の不安を訴え、住んでいる自治体などのソーシャルワーカーや地域支援を紹介してもらいましょう。住んでいる地域にも同じような悩みを抱えている人はたくさんいます。経験者と支援者はとても頼りになります。一人で悩み、孤立することだけは絶対に避けなくてはなりません。


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