引越と認知症の関係について

読者の方から「引越でボケることがあるか?」というお問い合わせを頂きました。高齢のお母さんの引越を案じて心配されてのことです。そこで私なりに引越と認知症の関係を調べてみました。結論を先に言えばやはり引越がきっかけでぼける(認知症が進む)例が多くありました。ただ、状況にもよりますのでお問い合わせを頂いた方のように現在家事をこなしているとかしっかりされている場合は周りの方が引越に対して配慮してあげることでかなりフォローできそうです。

やむなく引越をされる方が多いわけですから、ただ引越は良くないと言ってばかりでは現実的ではありません。自分(家族)でできる支援を考えてみましょう。

引越に必要な配慮とは

現在認知症の気配がある方は特に配慮が必要です。では具体的にどんな配慮が必要なのでしょうか?引っ越すということは環境が全て変化することです。その中で変化させなくても済むこと。例えば、カーテン、家具、使い慣れた食器や雑貨類などできるだけ今使っているものを持って行きましょう。

引っ越した後に必要な配慮とは

人間関係が断ち切られるわけですから話し相手もいません。引越し先の地域包括支援センターや自治体によっては認知症支援センターもあるようですので相談しましょう。地域の老人クラブを紹介してもらったり、なにかしら人間関係が触れ合えるような会や趣味の集まりなどないか調べましょう。

家族の方が支えて一緒に家の周りを散歩しましょう。引越し後は余程のきっかけがないと外に出るのが億劫になり、そのまま自宅から全く出られなくなることもあるようです。人との接触がなくなるということは会話がなくなるということです。会話は認知症予防に効果のあるとても大切なことです。引越直後は特に意識して友人、知人、親戚のかたに来てもらって話をするよう気遣ってあげましょう。もちろん身近な家族の方も意識して話しかけましょう。

参考リンク

認知症 地域支援マップ 医療機関(病院など)、地域包括支援センター検索 e-65.net[イーローゴ・ネット]

お住いの地域で「地域包括支援センター」を検索しておきましょう。

例:千葉県の場合

地域包括支援センター/千葉県

※中にはすでに認知症が発症している場合は引越が原因で症状が進むとは限らないので一概に引越をしないほうが幸せとは言い切れない、という意見もありました。確かに引越は家族の事情と高齢者の事情とのせめぎあいかもしれません。高齢者の心配をされている方は引越を選択しないで済むのであればすでにそちらを選択しているでしょう。であれば悩むよりは引越し後にできる支援を考えたほうが良いと思います。私自身、年寄りの入り口にたっていますが悩んだらいつもこう考えます。「私はこんな場合子供たちにどっち(なに)を望むだろうか?」少なくとも自分のために犠牲になれなど思うはずはありません。もし子どもや家族が犠牲になるようなことを望むようになったらすでにぼけているということです。でも、同じ話を何度しても初めてのように聞いてくれて、口調も優しくしてほしいと思いますけどね。(願望)


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