緑茶が体に良いことは知られていますがどうやら認知症予防にも効果がありそうです。
Green Tea Milk with Panda Face (Ueno, Tokyo, Japan) / t-mizo
金沢大学の研究発表です。
金沢大医薬保健研究域医学系の山田正仁教授(神経内科学)の研究グループは15日、60歳以上の男女490人を対象に認知症の発症率を調べ、緑茶を毎日飲む習慣がある人の発症率が飲まない人に比べて3分の1程度だったと米科学誌電子版に発表した。
2014年5月15日
緑茶に含まれるカテキンやミリセチンなどポリフェノール類に予防効果の可能性があるということだそうです。
ポリフェノールは抗酸化作用があることからアンチエイジングの救世主のように言われています。最近、話題になっただけでも赤ワインやカカオ、コーヒーなど様々です。ポリフェノールはほとんど植物に含まれていて、植物が育った環境によって成分が変わると言われています。
ということは認知症予防にポリフェノールを体に負担なく、しかも効率よく摂取できるかがとても大事なポイントだと思います。ようするに日常の取り入れ方ですね。毎日カカオやチョコレートだと他の成分がとりすぎになるだろうし、ワインだとお酒が苦手な私には無理があるし、その点、緑茶は毎日の生活習慣に無理なく取り込めるのが良いですね。
そこでふと思ったのですが普段私が飲んでいるのは煎茶です。よくお茶は葉っぱにこそ栄養があるので飲んだだけではダメで葉っぱも食べたほうが良いなどと聞いた記憶があります。でも私は葉っぱは嫌いです。しかも出がらしです。料理として工夫すれば何とか出来るのでしょうがそこまでやらなきゃ、、となると気が重くなります。でも粉茶はあまり好きじゃないし、煎茶だと葉っぱの大事な成分を摂りにがしてる気がするし、そう思いながらなにげにテレビを見ているとちょうど京都の特集で宇治茶の育て方や製品の仕上げ方などを放映していました。(ホントです)
抹茶は日に当てないようにわざわざ黒い膜で覆って日差しを避けるからこそあの甘味ときれいな緑色が出るのですね。初めて知りました。ま、それはどうでもいいのですがあっと思ったのはその飲み方です。
お茶好きな人はふつうのことかもしれませんが、そうなんです煎茶に抹茶をひとさじふりかければ良いわけです。栄養学的な根拠はありませんが、特段に緑茶が好きというほどではない私の気持ち的にはピッタリでした。
早速取り入れました。
想像以上にうまくいきました。ポリフェノールを飲んでいるという安心感というか、あんなに大事に育てられた抹茶なら色んな意味で間違いないと思うし、しかも美味しいので大満足です。
※抹茶と煎茶のカテキンの量はあまり変わらず、ほうじ茶や番茶は緑茶、抹茶の半分程度でアミノ酸は抹茶のほうが多いようです。
緑茶の効能
緑茶は認知症予防にいいだけではありません。健康に良いと言われる成分が実に多く、様々な効果が期待できます。
お茶のよく知られている要素
- カテキン
- ビタミン
- テアニン
- カフェイン
- サポニン
代表的な要素であるカテキン
カテキンは抗酸化作用(認知症予防に期待!)、がん予防、虫歯予防、体脂肪低下、血圧上昇抑制作用、血糖値抑制作用などと書いていると改めてカテキンて凄いなと思います。これだけの要素を食事やおやつと一緒に飲まないのはなんだか機会損失のような気さえしてきます。
甘いものとお茶、脂っこいものとお茶、ごはんとお茶、やっぱり日本人の習慣、先人の知恵はたいしたものですね。
「カテキン」以外にも「ビタミン」も豊富です。さらに「テアニン」は血圧低下やリラックス作用があります。またよく知られているカフェインも眠気覚ましや二日酔い防止などにこうかがあります。
私は特に緑茶が好きというわけではありませんが、認知症予防に良いとわかってからは朝食はパンに牛乳ですがお昼はできるだけ和食とかお茶漬けにするよう意識しています。
コメント
[…] 緑茶・・・カテキンなどポリフェノールが多く含まれ、緑茶に認知症予防に効果がありと発表されたことで最近注目度が上がっています。 […]